お金持ちになりたい!

多くの人が金運に恵まれない理由の一つは、その人たちが心の中で、あるいは口に出して「汚いお金」とか「金銭愛は悪のもと」とか、お金の悪口を言っているからです。

私たちは、お金は悪いものだという観念を、たえず社会から吹き込まれてきました。たとえば、聖書にもあるとおり、「金は諸悪の根源だ」などと教えられてきました。

しかし、実際に聖書に書かれている言葉は、「金銭への欲は諸悪の根源」。つまり、お金を手に入れることを最終目的として定め、ひたすら貯め込むことこそが悪なのです。

潜在意識の観点から言えば、心のどこかでお金は悪いものだと信じていたら、いくら金持ちになろうと努力しても、無意識のうちに自分でその邪魔をしてしまうのです。

金運に恵まれないもう一つの理由は、貧困には何か美徳が含まれていると、潜在意識で感じているからです。 お金に関するこのような狭い考えには、古くから受けつがれてきたものが多い。

封建制度があった中世では、富は少数の特権階級に握られ、一般大衆は、貧困は魂の救済になると信じ込まされていました。 また、キリスト教世界においては、貧困は美化され、長いあいだ、貧しいことはキリスト教徒の美徳のひとつに数えられていたほどです。

ところが実際は、貧乏に美徳などひそんでいないのです。 貧乏は他の多くの心の病気と同じく、一種の病気です。 あなたは身体の具合が悪くなったらすぐに薬を飲むか、医者にみてもらうかして治そうとするでしょう。

心の病についても同様に何か対策を講じる必要があるのです。 もしあなたの生活の中でお金が十分に循環していなければ、あなたにはどこか根本的に悪いところがあるということです。

金運を上げたければ、お金についての変な考えや迷信は、心の中から一掃しなければなりません。 お金を悪いものだとか、汚いものだと考えては絶対にいけません。 悪口をいわれて喜ぶ人がいないように、お金を呪ってそれを得ようとするのは間違いです。

大哲学者べーコンも、「富を軽蔑するような態度を見せる人間を信用してはいけない。富を得ることに絶望した人間が、富を軽蔑するのだ」と言っています。

「自分には金運がない」と不満をいう人は、自分のお金に対する考え方をもう一度吟味してみてください。 あなたは心の奥底でお金に対して否定的、悲観的になっていて、お金を憎んでいるはずです。 憎んでいる人のところへお金が出かけていくはずがありません。

そこで、潜在意識のレベルでお金を好きになり、金運をアップするための簡単なテクニックを紹介します。 とても簡単です。 次の言葉を一日数回言うだけです。

「私はお金が好きです。私はお金を愛します。私はお金を賢明に、建設的に、思慮深く使います。お金はたえず私の生活を循環しています。私はお金を喜んで手離し、それは何倍にも増えて私のところに戻ってきます。お金は良いものです。実に良いものです。お金は私のところになだれのように豊富に流れてきます。私はそれを良いことだけに使います。」

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