祈りとは

潜在意識を正しく活用するのにもっとも効果的な方法は祈りです。 アファメーションも祈りの一種です。 マーフィー博士は、「祈りはいつも解決の第一歩であり、祈りによってあなたは神のほうに向き、神はあなたの祈りに答えてくれるので す」といっています。

マーフィー博士は牧師でもあったので、「神」という言葉を使っていますが、ここでいう「神」は、必ずしもキリスト教の神を指すわけではありません。

大自然の法則、宇宙の心、超意識、仏教の仏でもいいのです。 とにかく信じるに足る存在、あるいは偉大な存在に祈るという行為そのものに意味があるのです。

祈りとはふつう宗教につきものであるため「祈りなさい」などというと、宗教くさい言葉と受けとられがちです。 聖書にも「絶えず祈りなさい」と書いてあります。 また、「誰でも二人以上の人が、心をあわせて祈るならば、その祈りは叶えられる」とあります。

しかし、祈りは宗教の専用物ではありません。 人は本当に何かを願うときに祈るのです。 祈りこそ願望です。 それは、魂から発せられた真撃な願いなのです。

私たちの潜在意識は、無限の可能性を秘めています。 そして、この可能性を私たちの肉体を通して実体化しようとする生命の衝動こそが、私たちの願望なのです。

祈りとは、こうした魂の真摯な願望の素直な表現であり、瞑想により私たちが「宇宙の意思」と繋がったときに、祈りに内包されている願望は解き放たれ、この三次元の世界に花開くのです。

どんどん祈ってください。 フランスの大作家ユゴーも「愛しすぎるということがないのと同様に、祈りすぎるということはない」といっています。 祈りこそは潜在意識に刻印を刻むもっとも確かな方法です。

ここで注意を要することがあります。 それは、祈るとき疑問や不安はすべて捨て去ること。 また、自我や自尊心を捨てて、心の底から祈ること。 そうすれば祈りの効果は驚くほど早くやってきます。

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