夢や願望は他人に話してはいけない

一般的には、自分の夢や願望、目標は周囲に公言したほうがいいといわれています。 そうすることで自分をふるい立たせ、またやらざるをえないように自分を追いこむことができる、というのがその主たる理由です。

しかし、あなたが潜在意識の力を利用して夢や願望を叶えようとする場合、それらを秘密にする必要があります。 夢や願望は他人に話してはいけないのです。 それはなぜでしょうか? 次の理由によります。

あなたの顕在意識は、集団意識という広大な精神の海の中にいます。 そして、この集団意識の中では平均の法則というものが支配しています。

平均の法則とは、集団意識の平均的な考え方のことで、それは主として限界や不可能、嫉妬、悪意など、あらゆる種類の否定的、破壊的な考えと感情からなっています。 もちろん集団意識の中にもよいものはありますが、その多くはネガティブなものです。

あなたが他人に目標を話してしまうと、平均の法則は、何とかしてあなたを集団意識の中にとりこもうとします。そしてあらゆる論法を持ち出して、あなたの目標がいかにくだらないかとあなたを説きふせようとします。

そして、「できっこない!」「無理にきまっている!」「あきらめたほうがいい!」などと言い、あなたのために働いている潜在意識の力に疑いの念を持たせようとします。考えられるあらゆる手段を使って邪魔をしようとするのです。

いったん集団意識に呑みこまれてしまうと、平均の法則が、あなたのあらゆる考え方を支配し、あなたにあらゆる限界と不可能とをもたらすことになるのです。

あなたは何十億もの人々がかもし出している否定的な集団意識から超脱することを願わねばなりません。 あなたが唯一信じるべきなのは、自分の中にある潜在意識であって、他人の考えや平均の法則であってはならないのですから。

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